サービスロボット、感染リスク低減へ本格運用
社会的距離の確保に貢献、市場急拡大の可能性も
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サービスロボット(非製造分野向けロボット)への注目度が急速に高まっている。新型コロナウイルスの感染が世界規模で広がるなか、ロボットによる省人化や遠隔作業によって、感染リスクを低減しながら業務が行えるという利点が認知され、本格運用されるケースが増えている。これまでサービスロボット市場は中長期的な拡大が予想されていたが、その市場拡大が前倒しで一気に進む可能性も出てきた。
サービスロボットは、これまで研究開発や実証フェーズの取り組みが多かったが、新型コロナの影響によって、世界各国でソーシャルディスタンス(他者との一定の距離)の確保や外出制限が要請されるようになって以降、本格的に運用されるケースが増えてきている。例えば、病院内の業務をロボットで代替する取り組みが中国、米国、イタリアなどで加速している。ロボットを使った遠隔診療のほか、自動搬送型のロボットによって、薬や検体、食品、リネン、廃棄物などを運搬する取り組みも増えており、院内感染を低減させるための重要なツールとなっている。
(以下、本紙2020年5月14日1面)
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