世界半導体市場、2年連続で5000億ドル維持
メモリー不況で9%超減少、ファブレスは6年で倍増
2019年の世界半導体市場(IDM/ファブレス/ファンドリー/OSATの合算)は、前年比9.6%減の5037億ドルとなった。メモリー市場の低迷などもあり、2桁に近いマイナス幅を記録したが、2年連続で5000億ドルを超える結果となった。地域別ではメモリー分野が大部分を占める韓国の落ち込みが大きかった一方、ロジック分野が主体の台湾や北米は微減にとどまった。業態別ではやはりファブレスが不況下でも強く、市場規模は6年で約2倍に拡大した。
19年はやはりメモリー分野の低迷が色濃く反映される結果となった。サムスン電子、SKハイニックスといった大手メモリーメーカーを抱える韓国は前年比33%減と大きな減少を記録したほか、米マイクロンなども3割を超える減少幅となった。
(以下、本紙2020年5月7日号1面)
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avatarin(株) 代表取締役CEO 深堀昂氏
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