マイクロLED、18年中に商品化へ
バックライトやサイネージ先行、大手企業が次々に開発参入
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マイクロLEDの研究開発が世界中で加速している。ポスト有機ELを狙ったディスプレーとしての実用化が期待されているが、安定した歩留まりを実現できる量産技術の確立にまだ課題が多いといわれ、まずは液晶バックライトや大型デジタルサイネージとして商品化されそうだ。2018年上期中に市場投入を予定している企業もあり、実用化されれば力強さに欠けるLED市場の大きな起爆剤になる。
マイクロLEDとは、一般的に300~350μm角のLEDチップに対し、サイズが数十μm角の微小チップを指す。この微小なチップを敷き詰めてディスプレーやバックライトとして用いる研究が進んでいる。チップサイズが100~200μmのミニLEDも研究されている。
RGBチップでディスプレーを構成すれば有機ELよりも高輝度かつ低消費電力が実現でき、バックライトに用いればローカルディミング技術との組み合わせで液晶パネルをより高コントラストにできる。
(以下、本紙2018年4月19日号1面)
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