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2017/4/20(2241号)主なヘッドライン
ダイナミックマップ、自動運転実現へ整備加速
日本は18年度から初期提供、海外ではインテルが出資

 自動運転技術の開発が企業や大学、国・地域の垣根を越えて進められているなか、自車位置のより正確な推定や走行経路の特定に不可欠な補完情報となるのが高精度3D地図「ダイナミックマップ」だ。日本では地図会社や自動車メーカーなどが連携して新会社を設立し、マップの整備や実証・運用を進めているが、海外では地図会社に自動車メーカーや半導体最大手のインテルが相次いで出資し、IoTとの連携を模索している。今後は国際標準化が進むことも予想され、この分野での競争も激しさを増しそうだ。

 主要自動車メーカーのロードマップによると、日本では高速道路でのレベル2を、日産が18年、トヨタ・ホンダが20年をめどに実用化する見通しだ。一方、米国ではGMが高速道路でのレベル2実用化を17年に計画するとともに、テスラは完全自動運転の早期実現を目指すなど、アグレッシブな開発が行われている。
 これら自動運転技術の開発にあわせて整備が進むのが、ダイナミックマップだ。「官民ITS構想・ロードマップ2016」によると、ダイナミックマップとは、静的情報だけでなく、動的情報を組み込んだデジタル地図であり、基盤的地図情報(高精度3次元地図情報)と付加的地図情報からなると定義されている。路面や車線情報などの静的情報から、交通規制などの准静的情報、さらには、事故や渋滞情報などの准動的情報に加え、周辺車両や信号情報などの動的情報をリンクさせたものだ。

(以下、本紙2017年4月20日号1面)



◇ 国内四輪車生産、2月実績は11%増、国内販売は各社で明暗
◇ ルネサス、自動運転で新コンセプト、車載レーダーでADIと提携
◇ 日本ガイシ、自動車排ガス用セラミックス、ポーランドで増強
◇ 東芝 4~12月期、結論不表明の決算開示、メモリー利益率が突出
◇ インテル、微細化で先行強調、14nmと他社10nmは同等、
  低電力22nmで受託生産も強化
◇ アドトロンテクノロジー、IoT水耕栽培機 ラインアップ追加
◇ 中国投資ファンド、アナロジックスを買収、IC産業ファンドも参画
◇ インテル、AIの取り組み強化、対応製品群の拡充図る
◇ マイクロン、台中市に後工程拠点、タッチパネル工場を流用
◇ JCU、FPCで新工法提案、めっきで低コスト化実現
◇ 富士通、ベトナム工場を合弁化、三谷産業に持分半数譲渡
◇ メック、タイに新工場建設 18年7月稼働予定
◇ CSOT、武漢に有機EL工場、19年6月に1.5万枚で稼働
◇ コニカミノルタ、IJのタッチセンサーフィルム、日野で事業化へ
◇ 東レエンジニアリング、R2R装置を発売、バリア成膜に量産&小型機
◇ 韓国LiB大手、中国事業を見直し、サムスンは工場建設中止
◇ ソーラーワールド、生産体制を再編へ、ドイツの役割明確化
◇ 長州産業、水素供給設備を開発、太陽光で水素を製造
◇ 産業用ロボット、欧州市場が拡大、インド企業も参入
◇ クラボウ、フィルム事業を強化、特殊PETを量産化
◇ ミライアル、福島市に新工場 用地取得を予約
◇ 三菱電機、人工衛星を増産、IHIはエンジン増強
◇ NEDO、AIなど重点テーマに、理事長懇談会を開催
◇ テムザック技術研究所、挿管をロボで訓練、鳥取大らと共同開発
◇ 京浜急行電鉄ら、外国人観光客にロボをレンタル
◇ タムラ製作所、宮城で工場建て替え、車載用コイルを増産
◇ 日本写真印刷、センサー開発強化、脳波関連機器を製品化へ
◇ アルプス電気、中国工場を拡張 面積1.5倍に
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