中国、エコカー製販で世界首位
19~20年に100万台突破、EV工場の建設ラッシュ続く
中国は2016年に年間48万台のエコカーを出荷し、2年連続で世界最大の市場となった。最大手のBYD(比亜迪汽車、広東省深セン市)の出荷台数は11.4万台と初めて10万台を突破し、米テスラの8万台を大きく引き離した。中国各地でエコカー工場の建設が続いており、中国エコカー市場は20年に約170万台まで拡大する見通しだ。
中国エコカー市場は、15年の38万台から16年は26%増の48万台に拡大した。うち、乗用車タイプは33万台(全体の約70%)、バスは12万台(同25%)、配達車や清掃車などの特殊車両は3万台(同5%)。エコカー乗用車の約75%を電気自動車(EV)が占めた。
中国は他国と比べて環境対応バスの導入量が圧倒的に多い。環境対策の目的で地方政府が市内循環バスを次々とEVに置き換えているからだ。広東省は6.3万台の公共バスを運行しているが、20年までに4分の3をEVに置き換える。特に交通量の多い深セン市は18年、広州市は19年、仏山市は20年までに置き換えを完了させる方針だ。
(以下、本紙2017年4月6日号1面)
◇ ボッシュとNVIDIA、AI自動運転で協業、DRIVE PXベースで
◇ トヨタとNTT、18年に実証実験、コネクテッドカーで協業
◇ 日本郵便とホンダ、電動車両で配達 協業の検討開始
◇ クラボウら、熱中症管理システム開発へ、スマート衣料を活用
◇ 東芝、最大で1兆円超の赤字に、米子会社が再生手続き
◇ オスカーテクノロジー、革新機構が出資、並列化技術を商用化へ
◇ マイクロン、営業利益2.7倍に、次四半期も強気予想
◇ タコマ、300mm工場建設に遅れ、資金、中古装置の調達難航
◇ GEアビエーション、SiC開発を加速、米陸軍が補助金支給
◇ 台湾基板12社 16年売上高、通期で1%のマイナスに、
スマホ用HDIやFPCが苦戦
◇ アムコー・テクノロジー、17年投資は5億ドル、ナニウムでeWLB増強
◇ インスペック、新株で8.5億円調達、FPC用新製品向けに
◇ Kateeva、本社スペース2倍に、TFE用IJ装置を増産
◇ 韓国3Dガラス加工メーカー、フレキ有機EL増加で好調、
デホテックは売上高1000億ウォン突破
◇ オーフィルムテック、TPKと合弁設立へ、提携で株式相互保有
◇ 三菱電機、真空機器の新工場、エネルギー設備事業強化
◇ NOKと産総研、高純度水素分離技術、FCV向けに大型化
◇ JXエネルギー、水素ST開設 通算40カ所目
◇ 京セラ、半導体装置用セラミック部品、17年度に30%増強
◇ フォトロニクス、中国市場を開拓、マスク生産の現地化推進
◇ OKI、新規ロット控え装置、AOIにOCR融合
◇ 調理ロボット、海外で開発・採用加速、バーガー店50店舗で導入
◇ 富士通やNEC、小売向けロボ発表、人手不足解消に寄与
◇ MIT、脳関連の開発加速、脳波でロボ操作など
◇ リコーら3者、ドローン自動飛行技術、非GPS下で運用
◇ TDK、ICセンスを買収、モジュール開発に拍車
◇ 日本電産、新プロジェクトを始動、モーターの可能性を提案
◇ アルプス電気、新型タクトスイッチ、2品種を新たに発売