中国半導体、200mm投資が旺盛
20年まで10工場の新設・拡張、CIS/IGBTの生産拡大
中国でCMOSイメージセンサー(CIS)やパワー半導体が国産化され、SMIC(中芯国際集成電路制造、上海市)や中車時代電気(湖南省株洲市)などの200mm工場がフル稼働している。200mm工場は、2020年までに約10カ所(月産能力は45万枚)の新設と拡張が見込まれる。200mmウエハーも、年内に商用ベースでの生産が始まる見通しだ。
中国ファンドリーのSMICやHHグレース(華虹宏力半導体制造、上海市)の200mm工場はほぼフル稼働の状況が続いている。SMICは上海市に月産能力11万枚、天津市に同3.5万枚、広東省深セン市に同2万枚の200mm工場を展開。HHグレースは上海市に3工場(同16万枚)を稼働。両社の200mm工場の月産能力は計32万枚に達している。
(以下、本紙2017年3月2日号1面)
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