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2016/10/13(2215号)主なヘッドライン
産業用ロボット、技術融合が加速
「脚」や「脳」の機能を付帯 個別大量生産の実現も視野

 産業用ロボット関連の技術が急速に進化している。従来は決まった場所で決まった作業を繰り返すだけだったが、関連各社で協働ロボットの開発が進み、移動体や人工知能(AI)といった技術との融合も進んでいる。従来の産業用ロボットから機能や用途の幅を大きく広げ、人間に近い作業性能を実現しようとしている。

 近年の産業用ロボット分野で、各社がラインアップを強化しているのが協働ロボットだ。防護柵無しで使用できるタイプの産業用ロボットで、表のように大手からベンチャーまで様々な協働ロボットが開発されている。
 そして現在、協働ロボット関連で増加しているのが移動体との組み合わせだ。独KUKAでは協働型の7軸多関節ロボット「LBR iiwa」に台車型移動ロボットを組み合わせた製品をすでに積極的に展開している。日本では、安川電機がカナダのロボットベンチャーであるクリアパス・ロボティクスと協業し、自律移動型搬送ロボットシステムを6月ドイツで開催されたオートマティカに参考出展、このシステムと協働ロボットとの融合した技術開発が進んでおり、産業ロボットという「腕」に「脚」の機能を付帯する技術ができつつある。

(以下、本紙2016年10月13日号1面)



◇ 巨額投資進める長江ストレージ、成否のカギはマイクロン、
  「中国版イノテラ」を構想か
◇ 日立と日立オートモティブ、自動検証技術を開発、制御システムの安全要件
◇ 8月度の国内四輪車生産、全車種でプラス基調へ、トヨタ、スバルが国内で拡販
◇ NVIDIAとTomTom、人工知能開発で提携、自動運転車向け
◇ ニチコン、SiC/GaN電源、東大生技研と共同開発へ
◇ DSPC、IoT開発を主導、超低電力センサーなど
◇ 豊田通商グループ、国内最大の半導体商社、17年4月に発足へ
◇ 中台LED企業、業績改善鮮明に、チップの価格反転で
◇ マキシム、PLCの新プラットフォーム、小型・低電力化実現
◇ シャオミー、一眼レフに参入 若者狙い3万円台
◇ エルナー 16年12月期、基板事業を黒字化へ、マレーシアで能力増強も
◇ 住友鉱山と日立金属、実装材料の統合解消、住友鉱山 台湾企業と提携
◇ ナノディメンション、プリント配線板用3Dプリンター、米国企業に初納入
◇ AMAT、ディスプレー装置事業、19年度に18億ドル規模
◇ イー・インクら3社、服薬遵守へ協業、EPDで医薬品を管理
◇ 日本航空電子工業、MAMレスの車載センサー
◇ トクヤマ、PV事業から撤退、マレーシア工場を売却
◇ AIST太陽光、薄膜Siで効率14%、新成膜法で光劣化抑制
◇ パナソニック、フレキLiB開発、曲げ、ねじり可能に
◇ 日本エア・リキード、水素STの整備加速、水素事業の取り組み紹介
◇ IBCソーラー、日本で37MW開発、アジア市場を開拓へ
◇ 宇部興産、セパレーターを堺市で追加増強
◇ Besi、ボンダーで高シェア、日本市場も積極開拓
◇ 川崎重工業、ウエハー搬送ロボ 西神戸工場で増強
◇ UCSD、知能ロボットで新マテハン技術
◇ AMAT 中期計画、半導体装置で85億ドル、年平均成長7%目指す
◇ 東京応化、台湾に新工場建設、10nm以降の洗浄液生産
◇ 宇部エクシモ、高純度単分散シリカ微粒子、大粒径タイプを発売
◇ センサー製品、医療用の開発加速、欧米の大学で成果発表
◇ ネックスロボ、家庭用ロボを開発、17年4月に出荷予定
◇ オリックス・レンテック、ロボレンタル事業、製品群を拡充へ
◇ ラピュータ ロボティクス、10億円の出資獲得 ロボット開発加速
◇ TDK、車載コイルを拡充、全自動一貫ラインで製造
◇ 三井化学、張力センサーを開発、活用法の提案を募集
◇ 日立金属、R&D拠点を新設、18年埼玉に新建屋
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