ロボット製品、HMDとの融合が加速
遠隔操作分野が拡大へ
ロボットの機能を拡張する機器として、ヘッドマウントディスプレー(HMD)を組み合わせた事例が増えつつある。ロボット市場は今後大きな成長が予想され、HMDもスマートフォン(スマホ)を使用した簡易タイプなどが増加。そのなかでこの2つを融合したテレプレゼンス・ロボット市場の拡大が期待される。
直近では5月に、米ウォルト・ディズニー・カンパニーの研究機関であるディズニー・リサーチが、人間の動作をリアルタイムに伝達できる上半身型ロボットを開発した。ステレオカメラが2軸のサーボ制御の頭部に搭載されており、その映像がオペレーターのHMDに映し出される。ロボットはオペレーターの動きを繊細かつ滑らかに再現でき、針に糸を通すような細かい作業や、バランスを取りながら卵を両腕で挟み込むことなども可能だ。同じ米国ではNASA(米航空宇宙局)が、宇宙空間におけるロボットアームの操作訓練に、ソニーが開発中のHMD「プレイステーションVR」を活用している。
(以下、本紙2016年7月7日号1面)
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