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2015/12/24(2174号)主なヘッドライン
電子デバイス業界 2015年10大ニュース
  

 2015年は、昨年に引き続き、M&A関連が上位を占める結果となった。中国・清華紫光集団の積極的な投資活動をはじめ、米系半導体メーカーのM&A、さらに国内電子部品メーカーの半導体分野への進出に向けた買収事案も大きな注目を集めた。国内ではソニーが明るい材料を提供した一方、東芝とシャープの業績不振の影響で、事業売却や撤退に関するニュースへの関心が高かった。

第1位 中国・清華紫光集団の「爆買い」
 2015年下期は、この1社に業界全体が振り回されたといっても過言ではないだろう。マイクロンへの買収提案、WDへの出資、台湾系OSATへの投資活動を矢継ぎ早に行った。WDがサンディスク買収を表明したことから、東芝・四日市工場の合弁事業にも間接的に参画したことになり、国内半導体業界にとっても大きな存在になってきた。16年も紫光の動きから目を離せそうにない。

第2位 東芝、不正会計で半導体リストラ
 一連の不正会計問題は半導体事業にも暗い影を落とすことになった。全社ベースで主力のNANDフラッシュに過度に依存する傾向が強まっており、一連の問題を受けて、システムLSIならびにディスクリート事業の低収益・赤字体質が白日の下に晒された。大分工場300mmウエハーラインの売却、およびCMOSセンサー事業からの撤退、さらに白色LED事業からの撤退も決めた。

第3位 アップル、iPhoneに有機EL
 スマホの技術トレンドをリードするアップルの動きは、ハイテク業界の先行指標として毎年注目されている。早ければ17年モデルに有機ELを採用するとみられ、LGディスプレーはこれを受けて、大型投資を発表。ジャパンディスプレイも現状のLPTSラインを有機ELに切り替える準備に着手しており、スマホ用パネルの主役が有機ELになることも十分に予想される。

(以下、本紙2015年12月24日号1面)



◇ JPCA Show2016 出展者募集中、電子回路関連の祭典、過去最多出展者数目指す
◇ 産業タイムズ社、『半導体工場ハンドブック2016』発刊
◇ 電子デバイス産業新聞主催セミナー、「半導体はどうなる」、16年1月18日開催
◇ 中国 エコカー販売比率、25年に20%目標、政府支援で300万台市場へ
◇ ポルシェ、20年までにEV発売、総額10億ユーロを投資
◇ バイドゥ、公道で自動運転試験、車両はBMWと開発
◇ メルセデス・ベンツ、CクラスにPHV 航続距離は30km
◇ NEDIA、受託生産会社を設立、ミニマルファブを活用
◇ ジェムアルト、ソフト収益化を拡大、日本で技術者増員を検討
◇ ソニーと東芝、大分300mm工場 190億円で譲渡
◇ 清華紫光、SPIL、南茂へ出資、ロジック後工程を強化
◇ NXPとフリースケール、経営統合が完了、売上高1兆円規模に
◇ インフィニオン、16年度は13%増収へ、IR買収効果が寄与
◇ SCREEN、PE向け印刷装置、量産用機能を搭載
◇ ペガトロン 7~9月期、大幅な増収増益に、新型スマホが牽引
◇ 日本電気硝子、FO用支持ガラス 16年から量産販売
◇ FPD製造装置、旺盛な受注が継続、16年は「有機ELシフト」注視
◇ ジュスンエンジニアリング 1~9月期、FPD装置は11%減、7~9月期は販売好調
◇ ハンスター 7~9月期、単価下落で赤字拡大、6~10インチが減収に
◇ ノバテック 7~9月期、ドライバーIC 14%の減収に
◇ 豊田中央研究所、人工光合成で効率4.6%、CO2還元性能が向上
◇ 国電科環、太陽電池工場を閉鎖、グループの事業縮小受け
◇ 日立マクセル、負極材料の新技術 2倍の性能実現
◇ EU、中国製太陽電池 制裁継続へ調査
◇ 昭和電工、SiCエピウエハー、MOS市場を開拓、新グレード品投入
◇ 国内FA関連企業6社 4~9月、売上高は8%増加、全社で増収を確保
◇ ルビコン 7~9月期、サファイア低迷続く、6インチPSSも延期に
◇ NANOWIN、サファイアベース AlN基板を開発
◇ 東京大学とニコン、シート型センサー、細胞の酸素代謝を計測
◇ 成田市と国際医療福祉大学、医学部新棟を整備、附属病院や開発拠点も
◇ MIT、錠剤型デバイス、胃腸で心拍や呼吸測定
◇ コンデンサーメーカー、価格カルテルで課徴金、日系9社を含む10社が対象
◇ アルプス電気、カメラ用新型アクチュエーター、13メガ用に量産開始
◇ タムラ製作所 4~9月期、電子部品は計画下回る、産機・エネルギーが低迷
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