燃料電池自動車、見えてきた普及拡大の兆し
日系メーカーが開発先導、インフラ・コストが課題
トヨタ自動車が、2014年12月から世界に先駆けて量産販売を開始して、大きな注目を集めた燃料電池自動車(FCV)。先ごろ開催された「東京モーターショー2015」では、同社の高級ブランドであるレクサスで、次世代フラッグシップカーをイメージしたFCVのコンセプトカー「LEXUS LF-FC」を世界初公開するとともに、ホンダも新型FCV「CLARITY FUEL CELL」を発表し、改めてFCV普及拡大への幕開けを予感させるものとなった。
FCVは、水素と酸素の化学反応により直接電気を発電させ、それを動力源とするもので、走行中のCO2排出がゼロであることから、サステナブル・モビリティーの実現に向けた理想的なクルマとして将来の普及拡大が期待されている。
製品化・市場投入では、日系メーカーが先行した感のあるFCVだが、その開発では欧州・米国メーカーも含めたグローバルなアライアンスを形成する。
(以下、本紙2015年11月19日号1面)
◇ 電子部品に新市場、ハプティックに熱視線、アルプス電気が新規参入
◇ カナディアン・ソーラー、PV生産能力を増強、設備投資額は4億ドル
◇ トヨタ自動車、人工知能で新会社、5年間で10億ドル投入へ
◇ 日野自動車 4~9月期、純利益が2桁増に、国内トラックは11%増
◇ ホンダ、タイにテストコース、アジア太平洋地域で初
◇ デンソー 4~9月期、海外増加で8%増 通期業績予想を修正
◇ 東芝 4~9月期、メモリーの収益鈍る、家電事業の赤字が深刻
◇ 神戸大・的場教授、光メモリーを解説、アーカイブ用途で脚光
◇ 丸文 4~9月期、通信モジュール上ぶれ、通期売上高を上方修正
◇ MAP2015、12月8日に開催 3次元実装を議論
◇ 中国・半導体主要企業、国内14社・団体を訪問、ビジネス関係さらに深く、
SEMIチャイナ主催
◇ 清華紫光、PTIの筆頭株主に、今後の焦点は西安工場か
◇ サムスン電子 7~9月期、半導体事業が牽引、16年半導体投資は弾力的
◇ イビデン、モジュール基板に注力、マレーシア工場を改修
◇ 基板用AOI市場、中長期で緩やかな成長期待、誤報防止に高性能エンジン
◇ デクセリアルズ 7~9月期、ACFなど堅調、通期は増収増益予想
◇ 表面技術協会セミナー、自動車とめっき 11月25日に開催
◇ アテネと京都市産技研、新メタルマスク開発、独自インバー型電鋳で
◇ ジャパンディスプレイ 7~9月期、純利益も黒字確保、次期は初の3000億円超え
◇ 出光と斗山、有機EL材料で協力の覚書締結
◇ ファースト・ソーラー、7~9月は業績急伸、売上高は過去最高
◇ デュポン、PERC用電極ペースト、RECのセルに採用
◇ 秋田大学、アンモニア燃料電池、酸化物触媒を開発
◇ ラムリサーチ 7~9月期、装置出荷高 2%減、NAND向けが下支え
◇ 日立国際電気 7~9月期、SPE受注上ぶれ、通期予想は据え置き
◇ パナソニック、業界最小のサーボアンプは最速応答
◇ ハーバード大学、昆虫型ロボを開発、空中・水中に対応可能
◇ スタンフォード大学、人工皮膚を開発、脳が感覚の強弱を検知
◇ テキサス大学オースティン校、低コスト化を実現、医療用ウエアラブル
◇ 村田製作所 7~9月期、過去最高を更新、LTE・多バンド化寄与
◇ TDK 7~9月期、受動部品が好調、車載はADASが牽引
◇ TMEIC、インドに新工場、産業用モーターを生産