サスティナブルモビリティへの対応とSiC実用化に向けた取り組み
トヨタ自動車では、ハイブリッド車をはじめプラグインハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車などの環境対応車の開発を進めている。パワーエレクトロニクス技術は環境対応車に共通のキーテクノロジーであり、その主要部品であるパワーコントロールユニット(PCU)の低損失/小型/低コスト化が求められている。これまでシリコンパワー半導体の進化がPCUの性能向上を支えてきたが、その性能限界が近づく中で、次世代パワー半導体としてSiCに注目し、開発を進めている。SiCパワー半導体の実用化に向けた取り組みを紹介する。