商業施設新聞
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No.951

プロスポーツ拠点の多い神戸


北田啓貴

2024/4/9

 兵庫県担当になるまで、神戸市に拠点を持つプロスポーツのチームがこんなにあるとは知らなかった。サッカーでは、2023年明治安田生命J1リーグ優勝の「ヴィッセル神戸」や女子サッカーの「INAC神戸レオネッサ」、ラグビーでは強豪の神戸製鋼所ラグビー部の流れを汲む「コベルコ神戸スティーラーズ」がある。プロ野球だと、パリーグ3連覇中のオリックス・バファローズが「ほっともっとフィールド神戸」を準本拠地として位置づけ、ホームゲームを主催している。

 プロスポーツチームの多さは神戸の街づくりにも影響を与えている。(株)One Bright KOBEでは2025年4月の開業を目指し、神戸市三宮エリアから徒歩圏内の場所に新アリーナ「GLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)」の建設を進めている。収容人数は最大約1万人で、プロバスケットボールB.LEAGUE2部に所属する「神戸ストークス」の本拠地として、公式戦が年間30日以上開催される予定だ。プロスポーツが神戸市中心部に新たな賑わいを生み出そうとしている。

「ROKKO i PARK」では、神戸に拠点を持つプロスポーツチームを紹介
「ROKKO i PARK」では、
神戸に拠点を持つプロスポーツチームを紹介
 そんな、神戸市におけるプロスポーツのことを学ぶのに適しているのが、3月1日にリニューアルオープンした商業施設「ROKKO I PARK」だ。開発主体である大栄環境(株)が、INAC神戸レオネッサのスポンサーであることなどから、6階と7階の壁面に神戸市におけるスポーツの歴史やプロスポーツチームの紹介パネルを展示している。

 加えて、8階にあるスポーツエンターテインメント施設の「KOBE SUPER STADIUM」内にも、プロスポーツチームのユニフォームを飾り、認知度向上に努めている。この春、機会があれば神戸へオリックス・バファローズ以外のプロスポーツの試合も観戦してみようと思う。
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