最近の流通・小売りでは、キャラクターといったIPコンテンツの活用が積極的に行われている。ポップアップストアだけでなく常設店を出店しているコンテンツもあり、人気のものだと日々長蛇の列となっているところもある。さて、今回の本稿では、筆者が個人的に好きな、まちづくりなどに関するとっても可愛いキャラクターたちを紹介しよう。

　まず最初に紹介させていただくのが、東急線のキャラクターである「のるるん」氏だ。電車がモチーフののるるん氏は、まん丸クリクリな瞳が大変キュートであり、大きく開いた口もとても愛らしい。公式HPのプロフィールによると、東急バスの「ノッテちゃん」は、いとことのこと。確かにノッテちゃんとのるるん氏は雰囲気がかなり似ている。また、東急でんき＆ガスのキャラクターである「てるまる」氏は、のるるん氏とノッテちゃんと友だちだという。てるまる氏には「異業種交流会に参加して色々な業界の友だちを増やしている」といったアクティブな一面があるみたいだ。

　次に紹介するのが、相模鉄道のキャラクターである「そうにゃん」氏。そうにゃん氏は相鉄沿線に住む新種のネコで、相鉄の広報担当として2014年に入社した。大きい耳にニコニコとした顔が大変キュートである。プロフィールによると「ネコなのにタヌキに間違えられるのが悩み」らしく、そんなところもまた可愛い。7月に開業する相鉄いずみ野線ゆめが丘駅前の大規模集客施設「ゆめが丘ソラトス」では、屋上にそうにゃん氏をモチーフにした広場「そうにゃんパーク」が開場する。そうにゃん氏のことが大好きなちびっ子たちは喜ぶこと間違いないだろう。

　最後に紹介するのが、商業施設「横浜モアーズ」の公式キャラクターである「エムーチョ」氏だ。少しミステリアスなエムーチョ氏……。一体どんなキャラクターなんだろうか。広告を制作した（株）サン・アドのホームページによると、エムーチョ氏はなんと“覆面レスラー”！　エムーチョ氏は、2008年のリニューアル告知広告の主役として誕生したキャラクターとのことで、今に至るまで長きにわたって愛されているようだ。以前横浜駅西口に行った際に、エムーチョ氏が出演している広告を目にしたことがあったが、これがかなり印象に残っている。ミステリアスな雰囲気のエムーチョ氏につられて、横浜モアーズに行く人も多いのではないだろうか。

　今回は紹介しきれなったが、ほかにも様々な魅力的なキャラクターが存在している。筆者は、記者会見などにキャラクターが来ていたりすると大変嬉しくなる性分のため、今後こういったキャラクター文化が企業や施設にさらに広がることを切に願っている。