24年秋冬 新規商業施設を探る
大阪駅前など西日本活況、神戸にはアウトレット
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9月に入り、秋冬の商業施設開業シーズンが到来した。今季は大阪駅前の「グラングリーン大阪」、神戸市の「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」など西日本の大型案件が目立ち、長崎では「長崎スタジアムシティ」の開業、奈良県でイオンモールの増床を控えている。一方、東日本でも所沢駅前に店舗面積約4万3000m²の大型施設が開業するなど注目案件が多い。新規施設には『過ごす場』『体験』が目立ち、商業施設のあり方は変わってきた。この秋冬に開業する新規施設を探る。
■グラングリーンは大阪駅地区で個性際立つ
9月6日、大阪駅前でうめきた2期として開発が進められていた「グラングリーン大阪」が先行まちびらきを迎える。三菱地所などの事業者が公園施設を含めて延べ55万m²超の施設を整備し、商業、オフィス、複数のホテルなどを導入するほか、ターミナル駅前ながら約4万5000m²の大規模な公園を設けるのが特徴だ。
先行まちびらき時にはうめきた公園の一部(約3万5000m²)、北街区のホテル「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」のほか、ショップ&レストランとして「パタゴニア」の大型店、ホームセンターのコーナンが展開する新コンセプト店など19店がオープンする。
(以下、本紙2024年9月3日号2561面)
関東/中部
片倉工業、コクーンシティ、埼玉県旗艦店など導入、ブリッジ直結エリア一新
北海道/東北
イオンモール仙台雨宮、店舗1万7500m²で届け出、新設日は25年2月に
近畿/中国
ウッディーハウス、atick、舞鶴市に9月14日開業、ビームスなど6店入居
九州/四国
マークイズ福岡ももち、17店をリニューアル、アウトレット10店を集積
街づくり/都市開発
八重洲二丁目中地区再開発、43階建てビルを着工、
延べ39万m²で29年1月竣工
小売業界動向
PPIH 24年6月期、売上高2兆円を突破、店舗数も拡大基調へ
ロジスティックス
大和ハウス工業、大阪で大型施設を着工、3温度帯の施設も竣工
店舗・施設関連
セキュアとイオンモール、レジレス店舗実験、イオンモール内で
ホテル&サービス
パーク ハイアット、札幌中心部に29年開業、大通西4南再開発に誘致
外食産業動向
すかいらーくHD、62店の出店が正式決定、3年300店達成に向けて
商いの新しいものさし (株)商い創造研究所 松本大地 No.165
店舗で発揮するシェイクシャックの社会性
新時代のテーマパーク・遊園地 No.9
ひらかたパーク
開店フラッシュ
KITTE大阪
開店フラッシュmini
汐かけ横丁