商業施設新聞
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2022/7/26(2455号)主なヘッドライン
ソラマチ、ダイバーシティ、ヒカリエなど、10周年でなお存在感
コト訴求など巧みに変化、スカイツリーは4000万人突破

12年春は「東京ソラマチ」などが開業した(写真は開業当時のもの)
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 2022年春(3~6月)、日本ショッピングセンター協会によると15のショッピングセンターが開業した。一方、この春は「ダイバーシティ東京 プラザ」など、今や国内を代表する施設が立て続けに開業した12年春から丸10年の時期でもある。今春開業した施設はこれから長きにわたって運営していくことを目指す中、10周年を迎えた施設の強さを探ると、生き残りに必要な要素も見えてくる。

■ダイバーシティはファストファッション衰退に対応
 日本ショッピングセンター協会によると、12年春(2~6月)に開業したSCは17施設。12年春は「イオンモール船橋」「イオンモール福津」「東急プラザ表参道原宿」などに加え、「ダイバーシティ東京 プラザ」「東京ソラマチ」「渋谷ヒカリエ」「三井アウトレットパーク木更津」など今や関東や国内を代表する施設が立て続けにオープンした。これらの施設の取り組みを振り返ると、たまたま有力施設に成長したのではなく、「MDの修正」や「明確なコンセプト」など、デベロッパーの開発力・運営力に裏付けされていることが分かる。
 MDの修正力を示したのは三井不動産のダイバーシティ東京 プラザだろう。開業当時、この施設で話題になったのは“外資系ファストファッション”の集積だった。館内に「H&M」「FOREVER21」「ZARA」「Bershka」「American Eagle Outfitters」のほか、12年7月には「Old Navy」もオープン。Old Navyは空中に自転車をこぐように足を動かすマネキンがあり、これを覚えている人も多いだろう。12年ごろは外資系ファストファッション全盛期とも言え、当時のトレンドを体現したMDで多くの人を集客した。

(以下、本紙2022年7月26日号1面)




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