ハンバーガー業界に新潮流、国内発ブランドが台頭
ブルースターはFC展開へ
クリックして拡大
コロナ禍で好調ぶりが話題となっているハンバーガー業界。日本マクドナルドホールディングス(株)は2020年12月期、営業利益が11年12月期以来過去最高を更新したが、実は店舗数は以前より大きく減らしている。一方で、1店あたりの売り上げは1億円に近付くなど稼ぎ方が変わった。業界内の動きをみると、数年前は「シェイクシャック」など外資系の上陸が目立ったが、最近では国内発の「ブルースターバーガー」など新勢力組が存在感を放ち、注目されるプレーヤーが変わりつつある。変化するハンバーガー業界を追った。
■マクドナルドは商品施策などが奏功し業績向上
ハンバーガー業界は、新型コロナウイルスによるテイクアウト需要に支えられ、業績が好調に推移している。最大手の日本マクドナルドホールディングスは、20年12月期に過去最高益を記録し、21年12月期第1四半期の売上高は前年同期比5%増の758億9100万円、営業利益は同19.7%増の92億3000万円と好調が続く。
同社はコロナ禍で“たまたま”業績が良いわけではない。1店あたり売上高(売上高を店舗数で割った数値)は15年12月期が約6400万円だったが、その後は上がり続け、20年12月期は約9800万円と1億円に近づいた。既存店売上高をみると、15年12月期第4四半期から21四半期連続で増加し、継続的に業績を伸ばしている。これは高単価商品の拡充に加えて、100~200円の「ちょいマック」への注力、コーヒーやスイーツの強化などの戦略が奏功した結果だろう。
(以下、本紙2021年7月20日号1面)
関東/中部
イオンモール、Nagoya Noritake Garden、商業3.7万m²で今秋開業
近畿/中国
天満屋ストア、府中天満屋、全改装で21日開業、ヤマハ音楽教室など出店
九州/四国
パルコ、熊本市に再度出店、3フロアで賃借3424m²
小売業界動向
イオン 22年2月期第1四半期、過去最高水準の業績に、営業収益は2.1兆円
街づくり/都市開発
浜松町二丁目4地区A街区、国際級ホテルなど追加、延べ31.4万m²に拡大
ホテル&サービス
星野リゾート、熊本市中心部に出店、160室で23年春開業
ロジスティックス
三井不動産ロジスティクスパーク船橋、“街づくり型”として完成、2万m²の緑地空間併設
店舗・施設関連
リゾーム、売上報告・確定業務自動化ツール、業務効率化に寄与、SCのDX化を進展
外食産業動向
スターバックス、24年末に2000店体制へ、年100店の出店を維持
【連載】
デベロッパーに聞く 次世代の商業・街づくり No.353
片倉工業(株) 執行役員 不動産事業部長 栗原修氏
街づくり100選 持続可能なまち・地域最新リポート No.49
JR松戸駅周辺エリア
ウォッチ 消費経済 economy of consumption No.15
テナント業種の変化(4)
キーマンが語る街づくり No.4
福山電業(株) 代表取締役社長 島田宗輔氏
物流ロボット最前線 No.7
ZMP
賑わい再生 ラオックス・リアルエステートを追う(上)
千葉ポートスクエア
開店フラッシュ
EKIZO神戸三宮
西武園ゆうえんち
ズームアップ!注目企業インタビュー
(株)いちもん 取締役 開発事業部((株)エムアンドケイ 取締役COO) 木下隆介氏
地域密着! 沿線スーパーを探る
(株)京急ストア 取締役 営業計画部長 西岡啓太郎氏に聞く