変わる名古屋・栄地区、再開発で“面”から“高層”へ
高さ200mの大型計画も
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名古屋市の商業地である栄地区。名古屋と言えば名駅地区の発展が目立っていたが、現在、栄地区が徐々に賑わいを取り戻しつつある。2020年も「Hisaya-odori Park」や「BINO栄」が新規開業し、「名古屋テレビ塔」や「セントラルパーク」がリニューアルオープンを迎えた。しかし、街の再開発はまだ始まったばかり。最も注目されるのは、大津通と広小路通が交差する十字路だ。ここでは三菱地所らによる「錦三丁目25番街区」など、街の新たな顔となる計画が控えている。栄地区はどのような街に変貌するのか。
■百貨店時代から総合デベロッパーが参画
名古屋市営地下鉄の栄駅や名鉄瀬戸線の栄町駅を中心に、名古屋市中区を総称する栄地区。「名古屋三越 栄店」や「松坂屋名古屋店」といった街の顔ともいえる百貨店があり、かつ「名古屋PARCO」が立地するなど、かつては名古屋一の繁華街として栄えていた。
しかし、全国的に百貨店不況の時代が訪れる。象徴的だったのが、「丸栄」の閉店。丸栄は約75年にわたって百貨店を運営し、テナントビル化も進めてきたが、想定外となるテナントの退店や、建物の老朽化も目立つため、18年6月に営業を終了した。
栄地区は少しずつ賑わいが衰えていったが、対照的に名駅地区は「JRゲートタワー」などの大型施設が開業し、集客力を増していき、名駅地区の強さが際立つようになってしまった。
そんな中、栄に新たな動きが出る。もともと、前述のように栄には街の顔ともいえる百貨店があり、商業開発でも話題の中心は常に百貨店であった。ここに三井不動産と三菱地所の2社が、栄地区の街づくりに参画し、栄に新たな風を吹き込んでいる。
(以下、本紙2021年2月2日号1面)
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