小売100社、20年度出店数は3600店
DgS19社で最大1200店、100円均一もさらに伸長
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小売各社の2020年度における出店計画が明らかになってきた(6面に表掲載)。先行き不透明感から、計画非公表の企業は全体の2割以上に及ぶが、比較可能なところでみると3579~3644店で、19年度の出店実績5006店と比べて大幅減となる見通し。こうした厳しい状況のなかで、ドラッグストア(DgS)と100円均一は積極出店の姿勢だ。DgS19社の出店数は最大116店増の1219店に、100円均一は同133店増を見込み、大創産業は300店近く出店する。一方、コンビニエンスストア(CVS)はオーバーストアも指摘され、さらにアフターコロナでは都心部エリアでの稼ぐ力が弱まるとの指摘もあり、立地戦略も注目される。
■DgSは出店攻勢、M&Aによる勢力拡大にも注目
コロナ禍でも積極出店を続けるのがDgSだ。20年度は、ツルハHDの130店を筆頭に、スギHDの120店、ウエルシアHDの113店、マツモトキヨシHDの100店など4社が3桁出店を計画しており、出店意欲が旺盛。さらにM&Aで勢力拡大を目指す動きも激しさを増しそうだ。また、ウィズ・アフターコロナで、地域密着がより促進され、生鮮食品を含めた食品、調剤分野などの強化によるワンストップショッピング化も進む見通しだ。
(以下、本紙2020年11月10日号1面)
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小売業界動向
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