ドラッグストア
郊外・都市型 コロナで明暗
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コロナ禍でマスクなどの特需が発生したドラッグストア業界各社の決算が出揃った。ウエルシアホールディングスが2桁増を達成し、ツルハHDを抑えて業界トップに躍り出た。コスモス薬品は得意とする食品を武器に3番手の座を確保した。一方で、インバウンド需要減でマツモトキヨシHDなど都市型各社は苦戦が続いており、明暗が分かれた格好となった。コロナ禍での厳しい状況が続く中、業界内における安定基盤を築くため、出店拡大とM&A、巣ごもり消費によるワンストップショッピング化が急速に進む様相だ。
■ウエルシアHDが業界トップに
2019年度におけるドラッグストア業界は、消費増税、天候不順、自然災害などマイナス要素はあったものの、期後半の新型コロナウイルス感染拡大の影響によりマスク、衛生用品の売り切れが続出するなど特需が発生し、増勢となった。ウイルス拡大が懸念された20年2月には、既存店前年同月比売り上げはウエルシアHDが20.6%増、スギHDが同20.9%増など2桁増の企業が続出した。
ドラッグストア各社の19年度期末決算は、日本経済が新型コロナ不況にあえぐ中、2月期~6月期とばらつきはあるものの、売上高はウエルシアHDが前期比11.4%増、コスモス薬品は同12%増、スギHDは同11%増など高成長を遂げ、ウエルシアHDはツルハHDを抜き、トップに躍り出た。また、急成長を続けるコスモス薬品は3位の座を不動のものとした。
(以下、本紙2020年8月4日号1面)
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