JR九州駅ビル、開発続く
長崎、熊本、宮崎駅で誕生、乗降客数カバーがカギ
クリックして拡大
約20年前に始まった九州旅客鉄道(株)(以下、JR九州)の駅ビル開発が拡大している。かつて中心地ではなかったなどの九州の主要駅の立地の悪さをはねのけ、小倉、博多、長崎、大分、鹿児島中央駅ではSCやホテルなどの複合施設を開発し、賑わいを創出するとともに、事業を拡大してきた。今後は、熊本駅や宮崎駅にも大型の駅ビルを開業する。しかし、首都圏や関西主要駅と比較すると、九州の駅は圧倒的に乗降客数が少ない。このマイナス面をいかに打破していくか、注目だ。
■九州の主要5駅に展開
JR九州が商業やホテルなどの複合的な駅ビル開発に乗り出したのは、1998年3月に開業した「JR小倉駅ビル」を橋頭堡とする。14階建てビルに、SC「アミュプラザ小倉」と「JR九州ステーションホテル小倉」を導入し、小倉駅周辺活性化の起爆剤となった。
2000年9月にはJR長崎駅に「アミュプラザ長崎」と「JR九州ホテル長崎」を擁した「JR長崎駅ビル」、04年9月にJR鹿児島中央駅に「アミュプラザ鹿児島」が出店した「鹿児島中央駅ビル」、11年3月に「アミュプラザ博多」をを核とする「JR博多シティ」、15年4月に「アミュプラザおおいた」と「JR九州ホテルブラッサム大分」などで構成した「JRおおいたシティ」と続々開発し、現在九州の主要5駅で展開している。
(以下、本紙2020年2月11日号1面)
関東/中部
三井不動産、ららぽーと豊洲、3月18日リニューアル開業
近畿/中国
JR西日本SC開発、ルクア大阪を改装
九州/四国
イオン九州、島原店を建て替え
アジア/海外
新型コロナウイルス、日系店舗、休業相次ぐ
JR東日本グループ、21年に海外初ホテル
小売業界動向
近鉄百貨店、草津店でハンズとコラボ
新ブランドSHIPS any、3月7日、渋谷に旗艦店
街づくり/都市開発
ヒューリック、心斎橋で4棟一体開発
ホテル&サービス
東京ベイ潮見プリンスホテル、全605室で7月3日開業
ロジスティックス
日本GLP、GLP北本を開発
店舗・施設関連
TechMagic、20年内に実運用へ
外食産業動向
ジュン、Saturdays NYC、青山に今春オープン、カフェの新業態
【連載】
☆キラリ☆磨く ジュエリー最前線 No.3
(株)ココシュニック 代表取締役社長 田中英樹氏に聞く
ザイマックス不動産総合研究所による商業施設考察 No.4
取り巻く環境と、今後のあり方
探る 沖縄のポテンシャル No.3
金秀商事(株) リゾート事業本部本部長・常務執行役員 齢部格氏に聞く
米国の流通・外食事情 ~良質な衣食住を求めて~ No.3
ニューヨーク編 後編
THINK GREEN PRODUCEの街づくり No.2
MUSTRAD HOTEL
ファッション駅ビルのルミネと食 新たな空間づくり (中)
NEWoMan
開店フラッシュ
三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア
経営者の目線 外食インタビュー
葉山コーヒー(株) 代表取締役 前野守杜氏
ルポSC
エスパルスドリームプラザ