リユース、旺盛な出店意欲
需要拡大で商業施設にも進出、3兆円強市場に各社積極姿勢
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着なくなった衣料品や使わなくなった中古ブランド品を再使用する、リユースの概念が広がりを見せている。この市場の拡大に伴い、リユース各社は積極出店する構えだ。立地は、これまで郊外ロードサイドが中心だったが、近年は物件不足が目立ち、商業施設への進出も増えている。近年、アパレルを中心にSCへの出店意欲がかつてほどなく、デベロッパーはリーシングに苦労するなか、リユース企業は空き区画を埋める存在としても注目されている。海外でも人気の高い日本ブランド、さらには出店テナントとしての引き合いも強く、リユース業態の存在感が高まっている。
■転機はメルカリの登場
リサイクル通信がまとめた国内リユース市場は、2009年に1.1兆円の規模であったが、17年には1.9兆円に増えている。今後も増える予想で、25年には3.2兆円に拡大すると見込んでおり、昨今の小売市場では珍しい右肩上がりの業界だ。実際、店舗数で業界4位のトレジャー・ファクトリーは、18年度まで創業以来の連続増収を達成。店舗数で業界3位のブックオフグループホールディングスも、業績の回復を受け、大型総合リユース店の出店を加速している。
(以下、本紙2019年11月26日号1面)
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