20年以降にオープンする注目の商業施設
都心 水辺を新スポットに、郊外 地域特性活用が増加
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本紙は2020年以降にオープンする商業施設をまとめた。都心ではポスト五輪の街づくりとして、東京駅八重洲口や虎ノ門などで大型再開発が進み、最新のライフスタイルを提案する旬の商業施設が誕生する。郊外は購買体験や共感など、コト消費を強化した施設が増える傾向にあり、商業以外の複合型も提案されている。一方でオーバーストアも進展し、それに勝ち抜くためには、エリアのポテンシャルを高めたり、地域の魅力を見極め、それをいかに施設に落とし込んでいくかがカギとなりそうだ。五輪閉幕後、一時的に消費や観光需要などが腰折れする懸念もあるが、そこから脱する次の賑わいづくりが始まる。
■都内で大型再開発続く
近年、五輪開催に照準を合わせ、東京都心部では大規模開発が進み、新たな街が続々と誕生した。なかでも渋谷では19年秋、「渋谷スクランブルスクエア(I期)」「渋谷パルコ」などの最新商業施設が開業し、「百年に一度」と言われた渋谷エリアの大規模再開発が大方収束する。なお、20年春開業予定の三井不動産の「(仮称)宮下公園再整備」はホテル、公園、商業などを同社が得意とするミクストユースで融合させるもので、渋谷に新たな風を呼び込みそうだ。
そして東京都心部で大型開発が本格化する。東京駅(丸の内、八重洲)・日本橋、虎ノ門、品川駅周辺、浜松町・竹芝が挙げられ、東京駅周辺では三菱地所が61階建て・高さ390mの国内最高層となる「常盤橋街区再開発」を計画する。
(以下、本紙2019年11月5日号1面)
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街づくり/都市開発
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ホテル&サービス
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