AM施設 活況再来、SCで区画面積が拡大
VR、プライズ、子供向けが人気
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コト消費が拡大する中、ショッピングセンター(SC)などの大型商業施設内で、アミューズメント(AM)施設の占有面積が拡大している。様々な景品を獲得できるプライズゲームや、子供向け遊戯施設がファミリー層から人気で、SC施設の集客にも貢献している。スマホやオンラインゲームに押され、近年低迷していたAM施設業界が再び上昇気流に乗り、SCの集客を左右するテナントになり始めている。
■大型商業施設がAMテナントを大量導入
デベロッパーは、大型SCにテナントとしてAM施設を積極的に導入している。最近の例を見てみると、三井不動産は2018年11月に大規模リニューアルした「ダイバーシティ東京 プラザ」で、ラウンドワンを6階と7階の2層構成で導入し、さらにH・L・N・A ZONE アクションスポーツとH・L・N・A SKYGARDENスケートパークも5階と7階の2フロアに設置し、体験型消費を促している。そのほかにも、日本に初上陸のVR(仮想現実)ライド型アトラクション「hexaRide(ヘキサライド)」、子ども向け体験型知育施設「LITTLE PLANET」など、大人から子供までが楽しめる施設を数多く導入している。
三菱地所も、18年11月下旬に開業した「MARK IS 福岡ももち」(福岡市)に、バンダイナムコのAM施設「namco」を誘致し、また最先端のVR技術と独自の体感マシンによる「VR ZONE Portal」を併設してAM施設を充実。さらにバンダイナムコは、キッズパーク「あそびパークPLUS」も出店、子連れのファミリー層を集客している。
(以下、本紙2019年2月26日号1面)
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