17年開業 主要商業施設の1年目動向、都心は一服、地方に活気
MD、コンセプトで明暗も
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2017年にオープンしたSCの総数(日本ショッピングセンター協会調べ)は48SCとなり、特に、東京23区内や大阪市内などの都心部の開業が減り、代わって愛知県や広島県といった地方都市での新規開設が増加した。その地方都市でも、客層とテナントとをうまく結び付けた施設が良い結果を残している。17年に開業した施設の1年目の動向、その現在を追った。
■愛知県は最多の8施設
17年に開業した施設は「GINZA SIX」「PARCO-ya(パルコヤ)」「JRゲートタワー」など48SCを数えた。この数は、日本ショッピングセンター協会が集計した過去のデータによると、12年の35SCに次ぐ2番目の低水準であった。その理由としては、東京23区内や大阪市内での開業が減ったことが挙げられ、48SCのうち、東京23区は「GINZA SIX」と「パルコヤ」の2施設のみ、大阪市内に至ってはゼロという寂しい結果に終わった。
その一方で、愛知県では最多の8施設となり、「Maker's Pier(メイカーズピア)」「JRゲートタワー」「グローバルゲート」「プライムツリー赤池」など、将来のリニア開通を見据えてバリエーションに富んだ施設が開業した。
(以下、本紙2018年12月18日号1面)
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