■発刊趣旨とご購入のご案内

　ショッピングセンターを中心とする商業施設は、魅力ある施設開発はもちろんのこと、オープン後の運営も重要となっています。また、物販店舗だけでなく、医療モールや行政サービスなどのテナントを導入する事例も増えており、もはやその地域密着性から商業施設づくりは街づくりとも言えましょう。

　商業施設新聞では2011年3月8日号から1面で「デベロッパーに聞く　次世代の商業・街づくり」と題し、流通系、不動産系、鉄道・道路、プロパティマネジメントやアセットマネジメントを専門とする企業なども加え、デベロッパー各社にインタビュー連載を行っております。本書は2013年に発刊した『デベロッパーに聞く　次世代の商業・街づくり　アーカイブ　第１回～第80回』の第2弾となるもので、第81回から第160回分を収録しています。

　2020年の五輪開催に向けて、東京では大型の開発が急ピッチで進められています。その一方で、少子高齢化に対応した商業施設や街づくりが急務となっています。加えて昨今は、訪日外国人が急増し、いわゆるインバウンドへの対応もテーマとなっています。

　反面、ショッピングセンターのオーバーストア状態による優勝劣敗や、都市間競争も熾烈になっています。またEコマースが隆盛を極め、いかに施設に来てもらうかも大きな課題です。さらには商業開発や街づくりが活発化するなかで、建築費高騰という副作用も生み出しており、各社は知恵を絞りながらこうした問題にも取り組んでいます。第81回～第160回では各デベロッパーから上記のテーマや課題に対して、その解が語られています。

　なお、「デベロッパーに聞く　次世代の商業・街づくり」は現在も本紙にて好評連載中です。
　

---

■内容構成