電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)
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2021/7/8(2455号)主なヘッドライン
車載半導体供給、各社不足感はまだら模様
需給逼迫でキャンセル不可も

SUBARUの米生産拠点SIA(提供:SUBARU)
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 2020年末ごろから徐々に顕在化した車載半導体の供給不足。当初は、ファンドリーにおける車載マイコンの生産キャパシティーの減少が主な要因であったが、今年に入り、2月には米テキサス州オースティンンにおける激しい寒波でNXPやインフィニオンの半導体工場が一時操業を停止するとともに、3月にはルネサスの那珂工場で火災が発生、供給不足に拍車がかかるかたちとなった。
 このような状況のなか、国内主要自動車メーカーにおける生産状況を見ると、トヨタでは、6月に国内の全14工場29ラインのうち、3ライン(トヨタ自動車東日本:岩手工場1ライン/宮城大衡工場2ライン)で数日間ずつ稼働を停止した。7月については、今のところ生産調整の予定はなく、通常どおりの稼働となる。
 ホンダでは、5月に埼玉製作所の狭山工場、寄居工場ならびに鈴鹿製作所において生産調整を行ったものの、6月は生産調整などを行っておらず、7月も通常稼働としている。

(以下、本紙2021年7月10日号1面)




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