商業施設新聞
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2017/8/8(2205号)主なヘッドライン
外食産業、第2ブランドを強化
丼業界は主力上回る出店計画

 外食産業では、主力ブランドに次ぐ第2ブランドを育成し、出店強化する動きが活発化している。なかでも「とんかつ」「からあげ」「フルサービスコーヒー店」を第2ブランドに掲げて注力する企業が多い。また丼チェーンは、主力よりも第2ブランドの出店の方が多く、ファミリーレストランは、景気や生活スタイルの変化により、多種類の業態を模索し、次代の事業を支える柱を構築する動きが鮮明になっている。一方で、マクドナルドなどのように、1ブランドを固守する企業も少なくなく、多様な外食産業の特徴が色濃く出ている。

 日本フードサービス協会によると、2016年の外食市場は前年比2.8%増となり、2年連続で前年を上回った。17年1~6月も前年同期比増額で推移している。そのような中でも、景気や生活スタイルによって、業態ごとに好不況の波が激しい外食産業では、主力ブランドだけに頼らず、第2ブランドを構築することで不況時に備え、新たな市場を開拓する動きが盛んになっている。丼、ファミリーレストラン、カフェなどの多くの業態で、次代のブランド作りが活発になっている。

■「はなまる」「松のや」は主力ブランドの出店凌ぐ
 第2ブランドを強化する動きが最も盛んなのが丼チェーン各社である。17年度の牛丼大手は、いずれも出店計画を前年度より増加する意向で、吉野家はさぬきうどんの「はなまる」の出店計画(50店)が牛丼の「吉野家」(40店)を上回る。同様に、松屋フーズもとんかつの「松のや/松乃家」の出店計画(41店)が牛めしの「松屋」(18店)を上回り、第2ブランドの出店強化が鮮明になっている。ゼンショーホールディングスは、牛丼の「すきや」を主力ブランドとして保ちながらも、全体の新規出店先は国内(122店)より海外(127店)が多い。

(以下、本紙2017年8月8日号1面)



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