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野村不動産グループ、高齢者住宅新ブランドを10月開業、40棟体制へ


フィットネススタジオ・レストラン・大浴場・カフェ・ゲストルーム・カラオケ・シアターなど充実

2017/4/25

「OUKAS船橋」の完成イメージ
「OUKAS船橋」の完成イメージ
 野村不動産(株)(東京都新宿区西新宿1-26-2、Tel.03-3348-8811)と野村不動産ウェルネス(株)(東京都新宿区)は10月1日、高齢者住宅の新ブランド「OUKAS(オウカス)」の1施設目を千葉県船橋市で開業する。野村不動産グループのフィットネスクラブ運営企業と提携するほか、共用施設を充実させるなどして差別化を図る。今後10年間で40棟・5000戸の供給を目指し、積極的に開発を進めていく。

 サービス付き高齢者向け住宅「OUKAS船橋」の所在地は千葉県船橋市北本町1-905-4ほか。野村不動産グループが開発した約1500戸の分譲マンション「プラウド船橋」に併設する。一般の分譲住宅に併設することで、プラウドに住む家族が親夫婦を呼び寄せるなどの需要も見込める。また、同案件は賃貸となるが、地方から東京などの都心へ呼び寄せる場合、都心に馴染めずUターンすることもある。賃貸ならば比較的利用しやすいだろう。

 周辺は、大型ショッピングセンター、病院、子育て支援施設などが集積する「ふなばし森のシティ」の近接地にあたり、利便性が高い。

 施設の規模は敷地4632m²でRC造り6階建て延べ7669m²、戸数は125戸。間取りは1R~2LDKで、1人入居用の住戸(19~26m²)が58戸、2人入居可能住戸(37~50m²)が67戸。合田工務店が施工する。

 施設内の特徴は共用部の充実ぶり。レストラン、ゲストダイニング、大浴場、フィットネススタジオ、コミュニティカフェ、ゲストルーム、カラオケ・シアタールーム、ライブラリーラウンジ、コンシェルジュデスクなどがある。

 また、メガロスを展開する野村不動産ライフ&スポーツ(株)と提携しており、様々な運動プログラムを行う。さらに、運動を継続的に行いやすくするため、入居者の活動量や体組成をICTにより測定・見える化し、本人、家族、友人間で定量的に運動成果を共有できる仕組みを導入する。この健康管理プログラムは他施設との差別化に一役買いそうだ。

 一方、野村不動産グループとして高齢者住宅は新事業になるが、3月1日に有料老人ホームを中心とした介護施設を約5000床運営する創生会グループの中核企業、(株)創生事業団との業務提携および同社子会社の(株)JAPANライフデザインとの資本提携を実施しており、運営などのノウハウを獲得している。

(続きは本紙で)

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