財務省は、四半期別法人企業統計調査2015（平成27）年4～6月期を発表した。これによると設備投資額は9兆385億円で、増加率はプラス5.6％（前期はプラス7.3％）となった。


　業種別にみると、製造業では、食料品、生産用機械、鉄鋼などで減少したものの、輸送用機械、情報通信機械、金属製品などで増加したことから、製造業全体ではプラス11.6％（同プラス6.4％）となった。一方、非製造業では、情報通信業、不動産業、運輸業、郵便業などで減少したものの、サービス業、物品賃貸業、建設業などで増加したことから、非製造業全体ではプラス2.6％（同プラス7.8％）となった。


　資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層はプラス2.8％（同プラス4.5％）、1億～10億円の階層はプラス8.0％（同プラス11.1％）1000万～1億円の階層はプラス9.5％（同プラス12.2％）となった。

　なお、ソフトウエア投資額は7478億円で、増加率はマイナス5.0％（同プラス0.2％）、ソフトウエア投資額を除いた設備投資額は8兆2908億円で、増加率はプラス6.6％（同プラス8.1％）となった。